2006-01-01から1年間の記事一覧

ノロウィルス

ノロウィルスの”ノロ”って、てっきりこいつのことだと思ってたんですが、違うのね。 キャプションより・・・・ノロとは鹿の一種で非常に早く走るが、名前だけはノロという。このノロが野火で逃げまわり、写真のように迷子になった子供が、乳を飲ませてくれと…

硫黄島からの手紙の感想

チケット売り場のお姉ちゃんに、見上げますよと忠告された前から二列目。確かに予告とか見てる間は、こりゃえらい席買っちゃったなと思ってたが、本編が始まるとそんなことも忘れた。ネット上の評判に違わぬすばらしい作品でした。 渡辺謙さんも伊原剛志さん…

朝日新聞・偽証反省「命令は自発的だった」

12月17日の朝日新聞朝刊、社会面に面白い記事が出ていた。以下はasahi.comからの転載。映画「ラストエンペラー」で知られる中国清朝の最後の皇帝、愛新覚羅溥儀(あいしんかくらふぎ)の自伝「我的前半生(わが半生)」が、大幅に加筆した完全版として来…

Guns N' Roses 3月6日ニューアルバムリリース決定

いや、まあ本人が出す言うてはるんで。タイトルはやっぱり『チャイニーズデモクラシー』みたいだ。アルバムを完璧にするためにUSツアーの一部がキャンセルされることが同時に発表されたが、こちらの方は確実。 http://www.nme.com/news/guns-n-roses/25496"R…

日教組=日狂蛆?

教育基本法改正案が可決された。しかし皮袋を新しくしても中に注ぐ酒が古いままではあまり意味はなかろう。教師がどう変わるかが大事だ。まあ変わらなくても良い人も沢山いるだろうが。しかし幸いというか何というか、私などは小中高と通して見ても、それほ…

ラストサムライを見ながら

ラスト侍は映画館で見た。多分4回は見たと思う。一つの映画を見た回数としては私の中では最多タイだろう。DVDも持ってるが、これは一回も見てない。何というか映画も音楽も結局めぐりあい宇宙ですね。そのときの環境、心境次第で、同じものでも全く受け取り…

2・26事件特集(18)老壮会の活動

これまで引き続き満川『三国干渉以後』によって、老壮会の活動を見ていく。 第一回の会合は大正7年10月9日午後6時清風亭で開かれた。このときはまだ名前も何も決まっていなかった。来会者は海軍中将上泉徳彌、陸軍中将佐藤鋼次郎、大日本主幹川島清治郎…

高橋太郎少尉

仕事帰りにふらっとよった古書店で、『一青年将校』という本を購入した。著者は高橋太郎少尉の実弟高橋治郎氏。政情がどうとかそういうウネウネとした話はあまり無しで、兄弟しか書き得ないプライヴェイトな話が多い。只管に兄を思う心情が胸に詰まる。高橋…

我れ狂か愚か知らず

野中大尉の話ではない。硫黄島である。 もう書くことも無いと思ってたが、映画第二段の公開が迫り、巷に関連本が並ぶようになったので。 しかしどれをとっても吃驚するぐらいナイヨウガナイ。金太郎飴かよ。栗林、西、栗林、西、たまに市丸。あわれなのは高…

ケアレスウィスパー

先月は随分散財した。師走はほっていても物入りだし、自粛の方向で行きたいが、古本ってのは見敵必殺の世界だしなあ。悩ましいところだ。秋山真之会編『秋山真之』 兄貴だけでは片手落ちなのでこれも購入。結構エクスペンシブでございました。米国留学中の真…

いろいろ気になる

黒崎貞明という人も多事多端な星の下に生まれた人だ。既に士官候補生のときに革新運動にのめりこみ、そのせいで隊付をするとき、受け入れ側の歩43の中隊長が皆彼を嫌がった。しかし近衛聯隊から転任してきた野田又雄が「俺の中隊で預かろう」と引き受けて…

近衛師団参謀終戦秘史

以前も触れましたが、これ中々良い本です。宮城事件だけではなく、水戸の航空通信師団の反乱にも詳しく触れています。私の知る限りでは一番詳しいんではないかな。この本読んでて色々と勉強になりましたが、個人的にホーっと思ったのが、佐藤好弘大尉のその…

戦場の人間学

著者の篠原氏には小川又次や田村怡与造の本がある。 副題は「旅団長に見る失敗と成功の研究」 さらに帯には 「できる男」「できない男」日露戦争戦略と戦術、勝利と敗北の構図。実戦で力を発揮するには何が必要なのか。またどうしたら成果をあげられるのか。…

「龍」

村上もとかの漫画で『龍』というのがあるが、この漫画、今年で完結したらしい。らしいというのは、私自身はとっくの昔にこの漫画から脱落しているせいなのだが、ネットで見る限り、かなり綺麗に風呂敷を包んだみたい。足掛け十五年というから凄いものだ。漫…

言葉のチカラ

「後に続くものを信ず」という言葉は、大戦中、特にその前半に於いて、尤もマスコミを賑わせたフレーズの一つだろう。何せ長谷川一夫主演の映画までつくられたのだから。しかしこの言葉は、これだけ有名にも拘らず、紙では残っていない。それどころか、その…

若林中尉の結婚

チモール島戡定作戦の後、若林中隊はアタンプアに駐屯した。若林東一中尉は、宣撫工作の一環として土地の領主であるラジャ・アチェに接近した。間もなくアチェは若林を非常に気に入る。アチェには二人の娘があった。上の娘はサイダといい、「原節子を少しば…

象印 EE-LE40

暖房器具と共に加湿器も必要な時期になりましたね。加湿器と言っても色々あり、何を買おうか迷っておられる人もいらっしゃるかと思います。そこで最近私が購入した加湿器、象印のスチーム式EE-LE40について、レポしてみたいと思います。購入までの背景 我が…

Get

『皇国の守護者』四巻、帰りがけに購入。 何か生まれて初めてウルトラジャンプ買っちゃうかも・・・ ってかバスタードって流れ流れて、これでやってるのか、今は。ついでに昨日加湿器が届いた。象印のスチーム式。 近いうちにレポるつもり。 尤もお袋が使っ…

俺は之から朝鮮へ馬に乗りに行くからお前は船に乗るがええ

引き続き、秋山好古大将伝記刊行会編纂『秋山好古』より。(タイトルは講演活動に精を出す弟に送った訓戒)兄弟愛 長兄の則久は俊才の呼び声高かったが、上京して脳を病んだ。次兄は養子に出ていた為、家督は三男の好古が継いだ。則久は人に接するのを好まず、ま…

『秋山好古』小ネタ集

鼻垂れ 子供の頃の好古は非常に弱い子供であった。母親の貞子は「この子は一人前の人間になれるだろうか」といつも心配していた。秋山家に50年仕えた女中のお熊婆さんは「いつも鼻汁を垂らしてよく泣く坊さん御座いました」と述懐している。いつも鼻を垂らし…

皇国の守護者の・・・

新城と猪口を見てると、何となく五味川純平の大ベストセラー『人間の條件』の梶と鳴戸を思い出した。もちろん職業軍人たることを志した新城や猪口と、召集兵の梶たちの間には大きな相違があるが。そういえば以前、『虹色のトロツキー』を読んだときも、最後…

遅ればせながら

イヤー、イカンナア。 何を今更と言われるかも知れんが、嵌ってしまったようだ。 今日の昼、飯を買いにセブンに行った時に、偶然、壱巻を手に取ったんだが、どういうわけか、今既に参巻まで持ってるよ、オレ。 今、帰宅して壱巻読んでるが、これはけしからん…

父島のみなさん

「父島ノ皆サン、サヨウナラ」 というのは硫黄島の一通信手が最後に送った電文だが、それではその「父島ノ皆サン」は何をしていたかというと、これが米軍捕虜を殺害してその肉を喰ってたんだな。所謂父島人肉食事件。勿論喰ったのは極々限られた一部であった…

京都へ、そしてFlags of Our Fathers

京都へ行ってきました。 目的は知恩寺の古本祭りですが、少し時間があったので一条戻り橋で降りて晴明神社へ。 一条戻り橋ではその昔、源頼光四天王のひとり渡辺綱が鬼の腕を斬りおとしたという伝説があります。綱はその腕の処置を安倍晴明に相談したそうで…

人事異動

堀江少佐によれば、栗林中将は大分グチっぽくなっていたようだ。「永田さんでも生きておれば、こんなことにはならなかったんだよ」「鈴木宗作さんも同じことをいわれていましたが」「なんだ、君は鈴木さんの部下だったのか。頭のいい人だね。教育総監部で一…

部隊長たち

第109師団は2個旅団から成っていたわけだが、そのうち第1混成旅団は父島に位置した。硫黄島に配置されたのは混成第2旅団。初代旅団長の大須賀応少将は北海道出身の陸士27期、兵科は砲兵であった。硫黄島の将校の中では珍しく陸大も卒業している(39期)…

小笠原兵団司令部の人々

『父親たちの星条旗』公開に寄せて第109師団は昭和19年5月に父島要塞守備隊を基幹に編成された師団で、2個旅団から成り、それぞれの旅団は6個の独立歩兵大隊から成っていた。歩兵大隊の大隊長は60前後のロートルが多かったらしい。小笠原兵団とはこの第109…

硫黄島の人々

クリント・イーストウッドの硫黄島二部作の第一弾『父親たちの星条旗』も公開となり、硫黄島に関する世間の関心も僅かがらですが、上がっているようです。また雑誌SAPIOでの栗林忠道師団長の最期に関する異説も、結構反響があるようです。そこで、重複…

DOPE IMPACT

・・・・いや、ちょっといってみたかっただけ。> 日本中央競馬会(JRA)は19日、凱旋門賞(1日・ロンャン競馬場)で >3着だったディープインパクトの理化学検査で、 >禁止薬物(イプラトロピウム)が検出されたと発表した。 >フランスの競馬統括機関…

第133回「マンガだったらこれがイチオシ!」

魔界学園 原作・菊地秀行 漫画・細馬信一初めて読んだ回は、奇妙なぐらいよく覚えています。 鳥羽獄魔と鉄人黒金が帝高で対決する話。 「学連総代の名において制裁を加える」とか、 なんだこりゃぁーと、ジャンプしか知らなかった私は その世界観に衝撃を受…