2008-10-01から1ヶ月間の記事一覧

吉川英治と騎兵の恨み

「三国志」を読んだことがあるか? 誰だったかは忘れたけど、”演義”の訳を出した人のところに、抗議の手紙が来た。手紙の主は、私が知ってる三国志と違うと言っている。何と違うのか、よくよく調べてみると、彼は吉川三国志と比べてそう言っていたんだとか。…

ゴング格闘技12月号

ゴン格も格通も魔裟斗のインタビューが取れていない。なんで? 格通は普段買わないんだけど、前田日明のコラム、飛行機事故で亡くなったパコージンに関する話が良い話だったので*1、ちょっと心動いた。でも家に帰ってゴン格開いたら、ちゃんと前田のインタビ…

遂に中国民主化

ガンズ、『チャイニーズ・デモクラシー』のジャケ写到着 | BARKS 『チャイニーズ・デモクラシー』は11月23日CD、アナログ、デジタルで発売。アナログ盤にはデジタル・ダウンロード特典付となる。アクセル・ローズとカラム・コスタンゾがプロデュースした『チ…

日本陸軍とアジア政策・陸軍大将宇都宮太郎日記3(感想2)

1919(大正八)年前半 この年宇都宮太郎は、年始から天道教の幹部と会ったり、朝鮮人軍人の待遇改善を要求したりと、鮮人悦服を目指し余念が無かった。そんな中で三・一事件が起こる。三月一日 土 晴 午前、秋山大将、野田逓相、古賀長官を朝鮮ホテルに…

風成の人

坂本龍彦著『風成の人 宇都宮徳馬の歳月』 岩波書店宇都宮太郎の長男徳馬の生前に出た評伝(?)。東京府立一中から陸軍幼年学校予科に進んだが、幼年学校卒業後、陸士ではなく旧制水戸高校へ進んだ。関東大震災での朝鮮人虐殺や大杉栄の殺害に強い衝撃を受…

当世畸人伝

白崎秀雄『当世畸人伝』中公文庫 この本を買ったのは、ゴング格闘技で連載中の『木村政彦はなぜ力道山を殺さなかったか』に登場した阿部謙四郎に一章割かれていたからだが、それ以外の章も非常に面白かった。特に春秋園事件の大ノ里萬助、蒔絵職人の長谷川祐…

四天王寺べんてんさん古本市

昨日のことになるが、四天王寺の古本市に行ってきた。昼飯抜いて3時間くらい徘徊。最後は本部からダンボールにつめて宅配便にしてもらった。このサービス、京都ではいつも使っていたけど、ここでもあったのは知らなかった。以下主な戦利品。『コタバル敵前上…

北千島の激戦

今朝新聞をめくると、見たことの有る顔写真が目に飛込んできた。 というわけで、10月12日の朝日新聞朝刊、「写真が語る戦争」は占守島の戦いについて。 ロシアの研究者ボリス・スラビンスキーによれば、占守島の日本軍の死傷者は1018人、ソ連軍は1567人。大…

遠藤三郎の戦後

前記の山西残留問題における日本側の最高責任者は第1軍司令官の澄田中将だが、その次にくるのは第114師団長の三浦三郎中将となる。三浦は数少ない(唯一?)憲兵出身の師団長であるが、河本大作による残留将校の区分によれば、彼は利権派であり、実際帰れる…

本日「明日に向かって撃て」放送

今日の朝刊の天声人語を読んで、「明日に向かって撃て」観たいなと思いながらテレビ欄を見ていたら、BS朝日で午後9時から放送じゃないですか。同時刻、BS2では「悪い奴ほどよく眠る」。ポール・ニューマンのほうは録画することにした。

日本軍「山西残留」

米濱泰英『日本軍「山西残留」国共内戦に翻弄された山下少尉の戦後』オーラルヒストリー企画夏からこちら忙しく、過去最悪レベルの積読状態の中、ようやく読み終えた一冊。Amazonのレビューに「本書によって山西残留事件は総括されたと言える。本書の登場で…

けんか十段

『ナポレオン』でおなじみ長谷川哲也先生のブログに、芦原会館の先代の話が載ってた。 http://mekauma.blog89.fc2.com/blog-entry-318.html 弟子の石井和義氏(正道館)のことは一言「弱い」だって。 葦原さんの技術は誰が次いでるんですかと訊いたら 「二宮城…

エキサイトマッチ、K-1感想

フリオ・セサール・チャベス・ジュニアVsマット・バンダ ジュニアの地元で行われたにも拘らずスプリットの判定勝ち。後半はぐだぐだで、WOWOWの三人も親戚のおっさん状態。判定の後、リングに物を投げ込まれてた。息子は世界の器ではないだろ。 ディミトリー…