【軍人】秋山好古・真之兄弟

さっぱり思い出せない

皆さん、マツノ書店さんから復刻された秋山兄弟の伝記は購入されましたか?安いものではないですが、パンフレットにも書いてあるとおり、二冊とも昔の本にしては文体も軟らかく、現代人にも読みやすい部類だと思います。この機会に是非どうぞ。 私はここのと…

慶応野球部とふんどし王子

明治40年11月31日に行われた、ハワイより来日したセントルイス野球団と慶応義塾大学野球部の試合は、日本で始めての有料試合となった。チケットは大いに売れ、皇族から庶民まで1万人の観衆が球場に詰め掛けた。そんな中毎試合、ネット裏より観戦して…

ケアレスウィスパー

先月は随分散財した。師走はほっていても物入りだし、自粛の方向で行きたいが、古本ってのは見敵必殺の世界だしなあ。悩ましいところだ。秋山真之会編『秋山真之』 兄貴だけでは片手落ちなのでこれも購入。結構エクスペンシブでございました。米国留学中の真…

俺は之から朝鮮へ馬に乗りに行くからお前は船に乗るがええ

引き続き、秋山好古大将伝記刊行会編纂『秋山好古』より。(タイトルは講演活動に精を出す弟に送った訓戒)兄弟愛 長兄の則久は俊才の呼び声高かったが、上京して脳を病んだ。次兄は養子に出ていた為、家督は三男の好古が継いだ。則久は人に接するのを好まず、ま…

『秋山好古』小ネタ集

鼻垂れ 子供の頃の好古は非常に弱い子供であった。母親の貞子は「この子は一人前の人間になれるだろうか」といつも心配していた。秋山家に50年仕えた女中のお熊婆さんは「いつも鼻汁を垂らしてよく泣く坊さん御座いました」と述懐している。いつも鼻を垂らし…