第133回「マンガだったらこれがイチオシ!」
初めて読んだ回は、奇妙なぐらいよく覚えています。
鳥羽獄魔と鉄人黒金が帝高で対決する話。
「学連総代の名において制裁を加える」とか、
なんだこりゃぁーと、ジャンプしか知らなかった私は
その世界観に衝撃を受けましたね。
これからどうなるんだろうと思いながらも、
その雑誌(チャンピオン)が何曜日に発売されるかすら知らなかった。
「女にもいるとは思わなかった」
「はん?」
「紳士の条件というのを知ってるか」
「いやなんだい?」
挙措において簡素
言語において細心
熱狂において慎重
絶望において堅忍
ヴィリエ・ド・リラダン
『サンチマンタリスム』
この言葉は私の座右の銘と化しました。
大学入ったとき、図書館で探しましたよ、リラダン。
難しくて読めませんでしたけど。
同じ作者コンビの「魔界都市ハンター」が、文庫版になったのが数年前。
以来ずっと待ってるんですがねえ、秋田書店さん。お願いしますよ。