象印 EE-LE40

暖房器具と共に加湿器も必要な時期になりましたね。加湿器と言っても色々あり、何を買おうか迷っておられる人もいらっしゃるかと思います。そこで最近私が購入した加湿器、象印のスチーム式EE-LE40について、レポしてみたいと思います。

購入までの背景
我が家には加湿器と名の付くものが二台ありました。尤も一台は30年近く前の日立製加湿器で、今更これを使うわけにはいきません。しかし水を入れればちゃんと動きます。やはり昔の製品はしっかりしてますね。もう一台はナショナルのハイブリッド式で、3年くらい前、私が学生で、ワンルームで下宿していたときに購入したものです。しかしこれを使うには物理的、心理的にいくつかの障害がありました。まず一つ、というかこれが総てのような気もするが、コンセントがどっかいった!と、これは私の不注意以外何者でもないのですが、その外にも、
・フィルターを買わなければならない・・・約2000円
・メンテナンスが面倒・・・フィルターを定期的に洗剤で漬け洗いしなければならないが、それでいて、毎年買い替えが必要。
・加湿能力に疑問がある・・・元々うちの部屋がそれほど乾燥していなかったせいもあるとは思いますが、加湿してるのかしてないのか判らないようでは、ありがたみが無い。
と、こういった理由から、勿体無いが、新しいのを購入することに決定しました。

選択基準
まず加湿器には大きくいってスチーム式、気化式、ハイブリッド式のそれぞれがありますが、今回私は、スチームかハイブリッドかで悩みました。前回でハイブリッドには懲りたはずなのですが、やはりその低消費電力と静音性には惹かれるものがあります。しかし最後は、あの冷たい空気がヒューヒュー出るだけのハイブリッドを思い出し、加湿器はやはり加湿してナンボだろうということで、スチーム式に決定しました。加湿方式が決まれば、後はそう難しい決断ではありませんでした。
・電気代を喰うのだからなるべく安いのが良い
・しかし一シーズンで壊れる安かろう悪かろうでは困る
・当然高い加湿能力がなければいけない
・メンテナンスの簡単さも重要
という感じで、青と白のポリタンクと最後まで迷いましたが、一々塩を入れるのはちょっとなあということで、これに決定しました。

使用感
まだ三日しか使っていないので、電気代云々に関しては、書けません。まあ消費電力400Wということですので、ハイブリッドや気化式から較べれば、電気代は間違いなく掛かります。
また月に一回はクエン酸を入れて洗わなければいけないそうです。クエン酸というのはどこに売ってるのでしょう?探して買わなければ。尤も放り込んで、クエン酸洗浄というボタンを押下するだけで、手入れは楽そうです。
見ての通りポットのような外見ですので、持ち運びは楽です。重さは水を入れたら3kgは超えるでしょうか。水は入れるのも捨てるのも、直接です。その点、取り外しのきくタンク式とは違い、差し込みプラグの部分を濡らさないように注意が必要です。入れるときは横着せずヤカンを使ってください。またコンセントはマグネットですので、運ぶときは外しておくのが良いでしょう。水を捨てるときは、蓋を取り外しますが、当然中の水は熱されていますので、スイッチオフした直後に開けるのは危険です。暫く置いて冷ましてください。
運転モードは連続とタイマーモードがあり、連続モードでも強弱があります。連続といってもずっと運転しているわけではありません。ついたり消えたりします。タイマーは2時間のオフタイマーと6時間のオンタイマーボタンが付いており、時間は固定です。またオフ、オンタイマーは両方同時に設定可能です。よって2時間後にオフし、6時間後にオンするということも可能でしょう(私はまだ使ってないので)。
加湿能力は充分あります。この点は問題無いでしょう。

欠点
この機種の欠点は音です。起動時は勿論ですが、湯が沸いた後もシューシューと結構な音がします。リビングで使う分には問題ないでしょうが、寝室で使うなら、最低限弱モードにする必要があると思います。それでも音が気になる人にはつらいかも。実際うちの母などは、タイマーが切れるまで寝れなかったと言っております。尤も母は相当神経が過敏な部類に入る人ですが。ですので寝室で使うなら、寝る前にきっちり加湿していて、寝るときにおはようタイマーオンするというのも、一つの手かとおもいます。え?睡眠時間6時間も取れるかって?ご尤も。

結論
結局何を重視するかですね。静音性を求めるなら、あまりお奨めはできないです。しかし約8千円という値段とその外の機能を考えれば、決して悪い買い物ではないと思います。以上、参考になれば幸いです。