【軍人】青年将校たち

世の中はゆっくり回る

佐々木二郎『一革新将校の半生と磯部浅一』より裁判長若松只一中佐は、 「大蔵大尉ともあろう者が、先に肯定したものを今に及んで否定するとは、どういうことか」 ときめつけた。この文句は、それこそ若松中佐ともあろう者の言ではない。このような、人を辱…

【朝日新聞】相沢中佐公判記録

朝日新聞大阪版2月27日朝刊より 相沢中佐は陸軍部内の皇道派の急進派で、事件直前まで広島県福山市の歩兵第四十一連隊に所属。台湾への転出が決まっていたが、赴任前に上京して事件を起こした。 資料は全15回分の公判記録をとじた230ページのファイルで、東…

安藤大尉と鈴木貫太郎

安藤輝三大尉が鈴木貫太郎大将を訪ねたのは、二・二六事件の2年前の昭和9年1月下旬のことでした。このとき大尉は日頃の所信を大将にぶつけました。その中で当然、農村の疲弊も訴えました。それに対し大将は、次のように答えました。今陸軍の兵は多く農村…

日教組=日狂蛆?

教育基本法改正案が可決された。しかし皮袋を新しくしても中に注ぐ酒が古いままではあまり意味はなかろう。教師がどう変わるかが大事だ。まあ変わらなくても良い人も沢山いるだろうが。しかし幸いというか何というか、私などは小中高と通して見ても、それほ…

高橋太郎少尉

仕事帰りにふらっとよった古書店で、『一青年将校』という本を購入した。著者は高橋太郎少尉の実弟高橋治郎氏。政情がどうとかそういうウネウネとした話はあまり無しで、兄弟しか書き得ないプライヴェイトな話が多い。只管に兄を思う心情が胸に詰まる。高橋…

いろいろ気になる

黒崎貞明という人も多事多端な星の下に生まれた人だ。既に士官候補生のときに革新運動にのめりこみ、そのせいで隊付をするとき、受け入れ側の歩43の中隊長が皆彼を嫌がった。しかし近衛聯隊から転任してきた野田又雄が「俺の中隊で預かろう」と引き受けて…

ハケーン

故末松太平大尉の御子息のブログを発見した(遅 以前一度だけ拙ブログにも書き込んで頂いたので、 早速コメントつけようと思ったら、 コメント、TBは無しのようだ(残念 こんなご時世だし致し方ないか。 恐らく青年将校関係者ということで近寄ってくる 有象…