2010-03-01から1ヶ月間の記事一覧
朝日新聞3月24日朝刊より。 蓮池薫さんのロングインタビュー。 −ソウル訪問の印象をつづった「半島へ、ふたたび」(新潮社)を出版されました。韓国への旅を思い立ったのは、なぜ。 「大学で韓国語を教えていて、以前から一度は訪れたいと考えていました。初…
3月20日朝日新聞朝刊一面 難航するとみられていたクロマグロ禁輸をめぐる審議が、一転、採決へと動いた裏には、EU加盟国からの「密告」があった。 日本外務省幹部などによると、17日夜、ドーハの日本政府代表団に地中海沿岸のEU加盟国関係者が「18日に採決さ…
本日の新聞の訃報欄より。角田房子さん死去。95歳。お歳がお歳だけにいずれはと思っていたが残念。 とりあえず『いっさい夢にござ候』を文庫本で再発するように。責任 ラバウルの将軍今村均 (ちくま文庫)作者: 角田房子出版社/メーカー: 筑摩書房発売日: 200…
朝日新聞3月11日朝刊 1996年7月27日、福井県鯖江市。高台にある若泉氏の自宅に知人らが集まった。「他策」の英訳版作成にあたり、同氏と訳者、編集者らが合意を確認するためだ。 がんに侵され、ベッドにいた。「これで思い残すことはない」。会議は終わり、…
朝日新聞昭和36年12月5日 牛島八段は敗因として選手の環境の差と研究不足、そして闘志の不足をあげた。「環境の差というのは曾根、神永、古賀いづれにしても道場を持っているヘーシンク、つまり柔道専門家の彼とサラリーマン、学生である日本選手との差をい…
丸山豊『月白の道』創言社初版は昭和45年であるが、私が落手したのは62年に出た増補版である。水上源蔵少将を巡る一連の有名な電報は、この本がそのみなもとだろう。著者(軍医中尉)は、水上少将の側に仕えていた人物だった。副官に案内されて、かつては英…
阪谷芳直・鈴木正編『中江丑吉の人間像 兆民を継ぐもの』風媒社何処で読んだか忘れたが、中江兆民は息子が車引きになってもいいように丑吉という名前をつけたと記憶している。しかし姉は千美といい、弟の娘には猿吉(えんきち)と名付けているところから、た…
中島欣也『銀河の道 ”社会主義中尉”松下芳男の生涯』恒文社芳男の父は下士官上がりの将校であった。新発田の彼の家の側には、第15歩兵旅団副官だった大杉東大尉の家もあった。日露戦争で鬼少佐と謳われる人物であった。大杉が宮城に詰めていた時、何かの際に…