歴史

NHKスペシャル「密使 若泉敬 沖縄返還の代償」

NHKスペシャル 沖縄返還密使 覚悟の死 - There is a light that never goes out.

戦前の軍事評論家

グリフォンさんが司馬遼太郎氏の次のような言葉を紹介してくれている。 「私の生きたあの時代、同じように軍事評論家が存在し、在野の立場から冷静に日米の軍事力を計数的に比較し、それが世間の話題になっていたら、彼我の差をだれもが認識し、あのような戦…

今日のBEはネタが豊富

磯田道史の「この人、その言葉」より いや国民にあの意気があってくれたので外交ができた。 国民の士気さかんなるものあり国家の前途また洋々たりである。 戦争末期、国民はロシアに勝ったと思いこみ熱狂の渦。だが実際の日本は継戦能力を失い、とても賠償金…

逆襲のヒトシ

id:goldhead氏のブコメより はてなブックマーク - goldheadのブックマーク / 2009年6月15日 関係ないが、シャアみたいだと思った。重力の井戸に魂を縛られた人たちは……。 ロンドン 「くぁwせdrftgyふ」 「させるかぁ!」 ある金曜日、ロンドンにるX大尉*1か…

遷都計画

「日本は朝鮮人を満州に追い出して韓半島に住もうとした」(1) | Joongang Ilbo | 中央日報 金氏によると、日本は1943年の秘密国土計画「中央計画素案」で、京城府(ソウル)南の郊外、日本の岡山と福岡の3カ所を大東亜圏の首都移転候補地に決めた、…

クノップ『ヒトラー暗殺』

録画していた『ブラックブック』を見終えた。主人公は『ワルキューレ』でニナ・シュタウフェンベルクを演じているカリス・ファン・ハウテン。『ワルキューレ』では印象薄かったけどね。ムンツェ大尉は『オペレーション・ワルキューレ』のシュタフェンベルク…

川島芳子、金の延べ棒で処刑回避?=生存説めぐり旧満州で調査

川島芳子、金の延べ棒で処刑回避?=生存説めぐり旧満州で調査 川島芳子、金の延べ棒で処刑回避?=生存説めぐり旧満州で調査 【北京16日時事】旧日本軍のスパイで、1948年に北京で処刑されたはずの「東洋のマタ・ハリ」、川島芳子が処刑を逃れ、旧満…

東京裁判60周年

再掲

吉川英治と騎兵の恨み

「三国志」を読んだことがあるか? 誰だったかは忘れたけど、”演義”の訳を出した人のところに、抗議の手紙が来た。手紙の主は、私が知ってる三国志と違うと言っている。何と違うのか、よくよく調べてみると、彼は吉川三国志と比べてそう言っていたんだとか。…

ペチッ!(修正版)

東京裁判、市ヶ谷法廷にて 大川周明、東條英機を叩くの図

翼賛選挙

戸川猪佐武の『小説三木武吉』に次のような一節がある。 非推薦候補の一人、大石倫治(大石武一、佐藤栄作内閣の初代環境庁長官の父)は、 「翼賛会のめざすところは、どうもおかしい。自分の政治生命はこれで終わるかもしれないが、政党政治家の立場を貫き…

閔妃殺害事件 日本政府高官の手紙見つかる

http://www.asahi.com/culture/news_culture/TKY200806280106.html 日清戦争直後の1895年秋、ソウルの王宮に押し入った日本人らによって朝鮮王朝の皇后閔妃(ミンビ)が殺害された事件で、新史料が見つかった。日本政府高官の間で交わされた手紙。日本で…

右翼事情は複雑怪奇

漢字の読みでも、最初に間違うと結構それが尾を引く。岩田愛之助、岩田富美夫、清水行之助の三人は、私の中で非常にごっちゃになりやすい右翼人士の代表だ。やってること*1も人間関係も似通ってるから無理もなかろ?いちどきっちり調べて、『特攻の拓』でカ…

11月事件の放校者

11月事件(士官学校事件)で放校となった5人の士官候補生*1のうち、一人は綏遠事変で戦死、一人は右翼に走り酒に耽溺して病死、一人は戦後、辻政信のベストセラーを独占出版し、その収益を持ち逃げしたという。 via 陸大物語―「天保銭組」から見た昭和史 (光…

巣鴨で二番目に処刑されたのは18歳の少年

巣鴨プリズンで、戦犯として最初に絞首刑となったのは由利中尉、二番目は福原大尉である。しかし大尉の処刑は戦犯としては二番目だが全体では三番目だ。二人の間に18歳のTという少年が処刑されている。Tは昭和20年12月北海道で、米軍隊舎に盗みに入り、追い…

あの作戦部長は実は自業自得だった件

「要は、勇気がないんでしょ?」で始まる太平洋戦争 - ARTIFACT@ハテナ系 を読んで最初に書いたのは、実はこっちでした。実際の時系列的にもこっちが先の話なんですけどね。それにしても汎用性高いネタですね。 「要は、勇気がないんでしょ?」でツンボ桟敷に…

「要は、勇気がないんでしょ?」で権威が失墜する作戦部長

ちょっと昔の話。今よりも僕はずっとずっと軍隊が好きで、国防方針を説明するのが好きだったんです。でまぁ、当時も今と変わらず抗日が酷くて、男友達と飲みながら「抗日が酷い、だから対ソ戦できないんだ」と文句言ってたのです。市ヶ谷で。したらまた、こ…

逆もまた真

チベットについて声高に語りながら、日本の過去を一顧だにしない人間は、まあ大体ニセモンだろう。そういう人間は、突き詰めていけば、結局チベットもどうでもよかったりする、はず。

按兵不動

支那事変初期、陸軍の中枢に不拡大派と一撃派がいたことはよく知られる(旗幟不鮮明の人物も多いが)。では不拡大派とは誰か?曰く石原莞爾、曰く多田駿、曰く柴山兼四郎*1、曰く橋本群*2、曰く戦争指導班。問題はこの戦争指導班である。 http://imperialarm…

鰻と梅干

昭和初期の日本の歩みは錯誤の積み重ねである。一つ一つは小さくてもそれが重なり、やがて坂道を転がりだす。例えば支那駐屯軍の増強問題。これは関東軍の北支への容喙に対する牽制として為されたものだが、勿論そんなこと中国側が知るわけがない。またその…

一応言いだしっぺとして

ちなみに… - Apeman’s diary 岡村寧次の人柄 氏は昔から其の話が兎角自分本位になるきらいある定評の人、其つもりにて聞く事が大事と思う。要するに現在老人共の話や著書には己をかばわんとする不愉快の点が多いので、後世誤る恐れ十分 これは磯谷廉介*1の岡…

Eight Seas of Lie

「歴史修正主義の人達は本気だった」と思うようになった1年 - opeblo 僕がブログを始めた頃は、否定論を主張する方々は、本人はそうではないと分かっているけれど、その様な「気持ちいい」記事を求める読者のために、敢えてその様な主張をしている、ある程度確…

バカ負け

関連エントリについて - Apeman’s diary 岡村寧次*1や阿南惟幾*2という名前の権威が通じないとは、何というフリーダム。しかしもうこういう人々は保守/リベラルで分けるところの保守ではないですよね。従来日本の保守の姿勢というのは、日本軍の蛮行は重々承…

愛が足りない

南京虐殺を正当化する人の思考 - クッキーと紅茶と(南京事件研究ノート) 南京に限った話ではないけど、こういう不祥事を否定したがる人々は、皇軍が完全無欠でないと愛せないのかな?愛が足りてない。 大義明白なる戦争発起も、之に従ふ上下、大義不分明な…

めんどくさい世の中になった

じゃ、3分で読めるようにまとめましょう - Apeman’s diary 古い本ばっかり読んでるせいかも知れないけど、最近の流れにはどうもついていけない。昭和12年末から13年初頭にかけての南京で大量の不法殺害をはじめとした不軍規行為があったということを説明…