2006-05-01から1ヶ月間の記事一覧

2・26事件特集(12)帝位を望む袁世凱と第三革命

日本に亡命してきた孫文は中華革命党を結成した。しかしその、孫文個人に忠誠を誓わせる規約に反発した黄興らが離脱。黄興は渡米した。離脱組は後に欧事研究会を結成する。一方第二革命を圧殺した袁世凱は、宋教仁暗殺の関係者を口封じに次々殺し、大総統選…

The Wallflowers

最近はやってますね、you tube 何気に検索してたら見つけました、Wallflowersone headlightは個人的には90年代ベスト3に入る名曲です。何気に一番成功してる二世じゃないですかね、ジェイブ・ディランって。まあ私自身彼をボブの息子という目ではまったく…

緊急!0時50分から

0時50分より よみうりテレビで 八月十八日の奇襲 千島列島・占守島の戦い という番組をやるようです。 見れる環境にある人はぜひ見てください。<内容> 慰霊会の武蔵さんが占守島をめぐるという話。 武蔵さんには当時のソ連兵と会い、どうしても聞きたい…

2・26事件特集(11)友の死と第二革命

1911(明治44)年12月、北はすず子と結婚した。北29歳、すず子28歳、勿論自由恋愛の末であった。3月10日袁世凱の臨時大総統就任と同時に、南京の参議院で制定された臨時約法五十六条が公布された。これこそが宋教仁が袁の力を抑えるために作…

2・26事件特集(10)北と支那革命

日本にいた革命諸派は、日露戦争に刺激を受けて、大同団結した。それが中国革命同盟会である。内訳を見ると、孫逸仙の興中会、宋教仁・黄興の華興会、蔡元培の光復会であり、変法派の康有為らは参加しなかった。北の加盟と同時期、「革命方略」が孫逸仙、黄…

2・26事件特集(9)北一輝

大正年間における民間の革新勢力について触れるが、その前に、その中心人物たる北一輝の半生を軽く見ておく。北輝次郎は明治16年佐渡に生まれた。軍人でいえば永田鉄山と同学年になる。生家は酒屋で父慶太郎は町長を務めていた。輝次郎には吉、晶作の二人…

ちっちゃな頃から歴オタで

ようやくブログらしい更新頻度に。自分は高校の文理分けでも理系、大学はキソ工、今の仕事もまあ理系ですが、歴史はずっと好きでした。最初に触れた歴史物は小学校3年くらいのときの三国志。で、どこに反応したかというと車騎将軍とか、越騎校尉とか。そう…

Y判士長

北一輝といえば、ずっと気になっていながらなかなか情報が集まらないのが、北西田の裁判で判士長を務めた吉田悳中将。生まれは東京だが、本籍は石原と同じ庄内。北西田処刑という陸軍当局の方針に対し、死刑の要件を満たしていないと真っ向から反対し、藤室…

ハケーン

故末松太平大尉の御子息のブログを発見した(遅 以前一度だけ拙ブログにも書き込んで頂いたので、 早速コメントつけようと思ったら、 コメント、TBは無しのようだ(残念 こんなご時世だし致し方ないか。 恐らく青年将校関係者ということで近寄ってくる 有象…

2・26事件特集(8)機密費事件

田中の同期、山梨半造。彼もまた、兄貴分田中の後を追っての政界入りを望んでおり、政友会と政友本党の間を長い間ウロチョロしていた。頭脳綿密な上に政治も金も大好きの彼は、「英国式の二大政党を樹立するのだ」と政本合同に奔走していたが、遂に本党を見…

2・26事件特集(7)政党と軍人

大正13年3月、宇垣陸相の元に、内野辰次郎(1期)から一通の手紙が届いた。要約すると”先ごろ突然妙なお願いをしたこと、定めし驚かれたことでしょう。このたびは更に立ち入って小生の意見を開陳したいと思います。陸軍は元来非常に宣伝が下手で、宣伝機…