適正な軍備

軍備増強での安全確保を唱える人は、どこまで増強したら完璧なのか、誰一人として具体的に私たちを安心させてくれない(その4) - 村野瀬玲奈の秘書課広報室
別に答えを持ってるわけではないが、ある人の言葉が何となく思い浮かんだ。
井上光*1という陸軍大将がいた。日露戦争では第十二師団長だった。長州出身*2で、陸軍大臣に擬されたこともあったらしいが、結局ならなかった。一説には山縣と折り合いが悪かったそうだ。彼は日清戦争後、ある人に軍備について聞かれて、次のような言葉を残している。

國民の安心する程度で可也。猶ほ加藤清正は重き鎧を着て安心し、加藤嘉明は軽き鎧を着て安心したるが如し。

膨張一辺倒ではなく、谷干城あたりとも繋がる思想。