好戦的な子供

http://d.hatena.ne.jp/sunafukin99/20071226/1198668287
を読んでとっさに思い浮かんだのが、平林盛人の『わが回顧録』の次の一節。

一番困ったのは私の五女香苗が世田谷池ノ上小学校の一年生であったので、同じクラスの幼い諸君から銘々の慰問文を貰った中に「アノニクイシナヘイヲ」とか稀には「チャンコロヲ」などとある。それに合同で礼状もどうかと思ったので、銘々別々に支那の絵はがきで出した。そして支那兵の憎むべきでないこと、チャンコロ等と呼ぶものでないことを諭しつつお礼状を書くのであるが、一々片仮名でわかるように教えるのは一番苦痛でもあり苦手でもあった。

平林が第十七師団長であったときの話である。
そういえば蓮田善明も次のようなことを書いている。
http://imperialarmy.blog3.fc2.com/blog-entry-93.html

内地の子供たちから来る慰問文を読むと、「早く蒋介石を殺してください」というようなことが書いてあり、やむを得ないと思いながらもぞっとする。うちの息子は、戦地の父など思い出しもせず遊び呆け、たまにクレヨンで書いた絵を送ってくるくらいだが、私はこれにほっとする。もし私の息子が「蒋介石を殺してください」などと書いてきたら、堪らない気がする。

2ちゃんねるとかで育った子はどうなるのかな。