今年の3点

朝日新聞平成19年12月23日朝刊読書欄は書評委員お薦め「今年の3点」。ダブって選ばれてるの滝山コミューン一九七四だけ。これに倣って私も今年の3点を選ぼう。

  1. 日本陸軍とアジア政策 1―陸軍大将宇都宮太郎日記日本陸軍とアジア政策〈2〉―陸軍大将宇都宮太郎日記
  2. 盗聴 二・二六事件
  3. 第百一師団長日誌―伊東政喜中将の日中戦争

今年も百冊前後の本を購入したが文字通り9割5分は古書のため、せいぜい10冊からの候補から選ばれた3点。
1は文句なし。今年のブッチギリナンバーワン。第三巻もリリースされたようだが、これはまだ購入していない。現在ブログ近衛読書中隊で第二巻のレビューが進行中だ。
2の中田整一氏絡みでは先日購入した真珠湾攻撃総隊長の回想 淵田美津雄自叙伝も面白かったが、海よりは陸を優先ということでこれを挙げる。こうやって書くと氏が好きのように思われるかもしれないが、実際は逆。例の件で一番むかつくのはNHKだし、本書もところどころ鼻につく点があったが、他に替わる候補も無いのでしょうがない。
3は内容的には大して面白くも無かったが、無名の軍人を取り上げたその姿勢に敬意を表する。