2008-11-03から1日間の記事一覧

日本武士道の成れの果て

林義秀『日本武士道の成れの果て』これはエライ本である。何がどうエライかと言われると、うまく説明できないが、とにかくエライ本である。林は陸軍中将(26期)であり、フィリピン攻略時の第14軍参謀副長兼軍政部長であった。終戦時はビルマで師団長をして…

カウラの突撃ラッパ

中野不二男『カウラの突撃ラッパ 零戦パイロットはなぜ死んだか』文春文庫 オーストラリアにおける日本軍POW1号にして、カウラ事件で文字通り突撃ラッパを吹き鳴らし、”戦死”した零戦パイロット”南忠男”。彼は本当に事件の首謀者なのか。著者の丹念な調査は…