ゴング格闘技10月号

最早常連となったリョートパパ町田嘉三さんのインタビュー。

‐‐‐‐なるほど。ところで競技の中で忘れられた型などもあるんでしょうか?
「たくさんあります。今はほとんど逆突きと前蹴りしか使わないですよ。一番最短距離で早くて簡単だから。でも上級のほうに進めば見破られる。技を途中で変化させないといけない。例えばまっすぐな直突きを半分から裏拳にしたり。途中から腰をフッと回転させるんです。そういう技も型にはあります。危険な技は私、まだまだいっぱい待ってますけどね。例えば横蹴りとか」
−−沖縄の金城健一さんが昔、極真の全日本選手権(71年第3回)で猛威をふるった蹴りですね。
「そう。あれをヒザに使うんですね。横でも前からでも関節蹴ったらブッ切れちゃいます。もちろん選手権じゃ全部ダメですよ。だけど”何でもあり”だったら使っていいんじゃないですか。横蹴りをあばらに入れたら、あばら一発で引っ掛けますよ。他にもいろんな技がありますけど、まだうちのリョートは温存していますから。でも、そ
のうち使いますよ。まあ、でも基本は立ち方なんです。立ち方をマスターして間合いで見切る。リョートは、平均して2R10分戦ってせいぜい当てられても一発です。実戦の中で、ほとんど見切ってるんですね」
‐‐‐‐確かに。しかし型はシンプルなようで動きのディテールは難しいですね
「難しければ分解しちゃうんです。足は足、手は手、腰は腰だけで正しく動かしてみる。それで最後にくっつける。手と腰、足と腰と。手をフックかストレート使った時は腰はこうだよとか。アッパーはこうとか」

‐‐‐‐リョート選手と飲尿もされてるとか。
私はもう30年飲んでますね。ほとんど病気にかかったことがないですよ。朝一番のやつがいろんな免疫になるんじゃないですか。糖尿病が治っちゃう人もいますよ。まあ、でも最初は飲めないですよね(笑)」
‐‐‐‐コツはありますか?
まずコップを冷やしてそこに注ぐ。最初は少しずつ、今日は1cm飲んで、明日は2cm飲んでって増やしていくんです。冷たければ匂いは鼻つまんで飲めますよね。そのうちクセになって飲まずにはいられなくなりますよ。爪とか怪我したときもおしっこかけとけば絶対に膿まないです。それは私が言ってるんじゃなくて、もう2000年も前に一休和尚がやってるんです。私は22歳でブラジルに来たから、昔の侍はどういう生活をしていたのかとか、先入観なく、まず何でもオープンに試してみるんですよ。生徒にも私の技は全部教えます。生徒が自分より強くなれば、また勉強するじゃないですか。そうすると次の技が出て来る」

パパイ、2000年前に一休さんはいないよ・・・(誤植だろうけど)
そのほかの記事では、ビクトル古賀の自伝が出るらしい。また次の次の号から野良犬のノンフィクションが連載開始だそうだ。後、完全カメラ目線のロウ先生が素敵。