古島一雄

『斬人斬馬剣』と『一老政治家の回想』読了。前者は後者の第三章まで、つまり犬養毅が出てくる前までを小説化したもので、先にそちらを読み、中々面白く感じたのだが、やはり本人が書いたものには及ばない。とにかく次から次に芋蔓式にありとあらゆる人物が出てくるのが楽しい。引き続き中谷武世の『戦時議会史』を読んでいる。
図書館からは井上靖の『夏草冬涛』と『北の海』を借りてきた。『北の海』がゴング格闘技の『木村政彦はなぜ力道山を殺さなかったのか』で触れられていたのが切欠だが、『しろばんば』は元々好きだったし。
それにしても、我が家は去年から蚊取り線香なのだが、今年に入ってもう三回も缶をひっくり返して灰をぶちまけている。猿にも劣る学習能力。