ムルティさんの言葉

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インフォシスの創業者のナラヤナ・ムルティさん。日本にもよく来られるそうだ。ビッグフロント先生は、彼と仲良いらしい。

――日本にもよくいらっしゃるそうですね。

 日本はアジアで最初に先進国入りし、世界2位の経済大国になった。東京は大都市なのに安全で清潔。勤勉さの価値を世界に知らしめたのも日本人です。深い教訓も学びました。

 ――どんなことを?

 あれは82年。銀座のデパートでエレベーター係の若い女性を見て、日本人の友人に「彼女は一日中同じことをして退屈しないのかな」と聞いたんです。友人が日本語に訳して伝えると、彼女は笑顔で「私はお客様を気持ちよくお迎えするこの仕事で給料をいただき、それに誇りを持っています」と答えました。

 ――ムルティさんは何と?

 いや、もう恥ずかしくて。あんな質問をした自分の愚かさに顔から火が出る思いでした。彼女に働くことの意味を教えられました。今でもこの体験を社員に話し、仕事と向き合う姿勢の大切さを説いているんです。

そんなムルティさんの口癖は「会社の最大の資産は人材」。

「毎日5時半にわが社の資産はいなくなり、会社の価値はゼロになる。彼らが翌朝元気に戻ってくる会社にするのが、われわれ経営者の役目なのです」

毎日5時半
毎日5時半
毎日5時半

アナタハキノウ ナンジニカエリマシタカ