その他

背中の記憶

今年の1月、引っ越しの時に、泣いている母の背中を見た。鏡台の下から出てきた金子みすゞの詩集を読みながら泣いていた。どの詩だったのかは、勿論しらない。私は、目を背けたかもしれない。私が、母が泣いているのを見たのは、それが最後だった。

永遠に来ない1ヶ月後

初七日も終え、喪服をクリーニングに出そうかと思っていたら、会社関係に不幸があり、本日もお葬式だ。 私は孤独の相があるらしいが、本当にこれでこの世に一親等が一人もいなくなった。地球ひとりぼっちである。 あれは11月21日、3連休の初日だった。いつも…