2006-07-09から1日間の記事一覧

続々・三浦観樹回想記

原敬のこと およそ英雄豪傑が指弾されるのは女と金のことだ。ところが原はこの点が非常に綺麗であった。二個師団問題で西園寺内閣が倒れ、政友会も大きく議席を失ったが、乃公は、 「君には前に随分家付き小舅が多いようだといったことがあるが、これが掃除…

続・三浦観樹回想記

鳥尾の変節 貴族院議員のとき、当時司法大臣だった山田顕義が仏人のボアナソードを顧問にして、法改正を断行しようとした。ところが鳥尾小弥太はこれに大反対だという。議員を糾合し反対意見を滔々と述べ、どうか明日の議会でも自分に賛成してほしいという。…