最悪だけど最悪じゃなかった

http://anond.hatelabo.jp/20100909215336
母を60歳で、これから少しはいい思いをさせてやろうと思ってた矢先に亡くしたのは、例えようのない痛恨事であったけど、最後は家で死にたいという希望を叶えられたことだけは、良くはないけど良かったと思う。それが叶えられたのは、一重に母の姉にあたる伯母の、月金で泊り込んでくれての献身的な介護と、それに理解を示し、伯母が留守の間は、一人で食事から家の用事からされた伯父(数年前に癌の手術をした)の存在があったからだ。それがなければ、どうだっただろうか。この人のように仕事を止めることはなかっただろうから、結局ホスピスに入れることになっただろう。そうなってたら恐らく最期を看取ることも出来なかっただろう。僕はたまたま運が良かった。いや、総じて悪いんだけど良かった。
10年後、15年後、病親を抱えた中年の働き手が大量に現出するのではないかと思うが、いったいどうするつもりなんだろう。