いつか来たというよりはいつもの道か

日本の中道附近の政治家というのは、どうしてこうも弱いのかなあと思う。昔でも、近衛文麿なんか日本をがんがん戦争へ持って行ったし。自民党にしても党首の谷垣さんは別に極端な思想の持ち主ではないけど、党自体はどんどん変な方へ流れて行ってとどまるところを知らない。まあ私は結構この人は好きでね。先週の新聞で「野党になって初の国政選挙をどう戦いますか」と聞かれていきなり「私はいま頭に来ている」と応えているのはかなり面白かった。そういえばこの人のお祖父さん、影佐禎昭も、一味違う支那通と自他共に認める人物だったのに、支那事変では暴支膺懲の声に流され、石原完爾をがっかりさせたね。