UFCとTUFとアリ
実を言うと最近全然録画したテレビが見れていない。UFCも2回分がたまってる。TUFに至っては、見るのは無理だろうと言うことで、録画自体やめちゃった。そのTUFでコーチを務めているラシャド・エバンスとランペイジ・ジャクソンの間で次のようなことがあったらしい。グリフォンさんのところから孫引き。
2010-06-04
■ラシャドがランペイジを嫌いな理由のひとつは・・・http://omasuki.blog122.fc2.com/blog-entry-827.html
ことのおこりは、ESPNの記者がジャクソンに、「ランページ、しばらくぶりの試合になりますね。休暇は時には不利益 (detriment) になりますが、同時に有利 (advantageous) にもなり得ると思います。しばらくMMAから離れていたことは、試合に有益 (benefit) だと思いますか」と聞いたことだった。
ジャクソンには風変わりでちょっと自虐的なユーモアのセンスがあって、こう切り替えした。
「なによりまず、なんであんたはそんなに抽象的な言葉を使うんだ?あんたが何を言っているのか、さっぱり解らないよ」
取材陣にとっては何ら驚くことのない答えだった。ジャクソンらしい答えだ。(訳注:たしかに detriment とか advantageous とかいうビッグワードを使わなくても、good, bad と言った言葉で表現できる内容の質問ではある)でもエバンスは愉快に思わなかった。ほどなく、ジャクソンの答え方を批判し始めた。
「アンタもアホじゃないんだろ。アホのふりをするのはやめな」。エバンスは報道陣を無視してジャクソンに語りかけた。「黒人だからと言って、そんな風に振る舞うもんじゃない。そう言うのは嫌いなんだ。そんな態度には辛抱ならない」
実は自分、もしこれが「ランペイジがラシャドをアンクルトムと呼んだ」という話ならすんなり納得し、理解したと思う。
やたらと人種ネタを持ち出すその態度こそ、実は白人に媚びてると、エバンスは考えたんだろうか。なかなか興味深い話だ。
ちなみに相手をアンクル・トム呼ばわりした格闘家といえばモハメド・アリ。ここでアリ・フレージャーのドキュメントを紹介した過去ログを。
新証言・伝説のタイトルマッチ - There is a light that never goes out.
モハメド・アリ「フレージャーは白人のあなたより始末が悪い。だから奴をアンクル・トムと呼ぶ。今のあいつは白人の手先だ」
これも面白い番組だった。特にフレージャーの留守電のメッセージがイカしてた。