島唄

6月20日土曜版be
宮沢和史

「僕は歌を作ってガマのふたを開けたかった。そこから先は僕の力じゃない。閉じ込められていた魂、自らの意思とは違う死に方を選ばざるを得なかった多くの魂が、空へ舞い上がり、海を渡っていったのだろう」

ルフレド・カセーロ

「あの地で思った。戦争の愚かさを歌った歌が地球を半周して僕の国に届き、僕もまたその歌を届ける役割を担ったのだと」

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