安田弁護士みたいな人も必要だろう

光市事件の弁護団への筋違いな攻撃を見るにつけ、こりゃ戦犯裁判の弁護人なんかも大変だっただろうなと思った。後、『真相はかうだ』が威力を発揮しただろうこともよくわかった。
東京裁判刊行会の『東京裁判』に次の一節がある。

鵜沢博士もかつて幸徳秋水事件の法廷に立ち、寺内朝鮮総督暗殺未遂事件、相沢中佐の永田軍務局長殺害事件に立った人。七十四才の誕辰をこの間迎えた人として名実ともに最長老である。

不勉強な私は鵜沢総明といえば相沢事件と東京裁判の人というぐらいにしか思っていなかったが、中々味わいある人のようだ。Wikiによれば森戸事件などもやっているそうだ。早速伝記を注文した。
http://www.asahi.com/national/update/0422/OSK200804220110.html
今回の判決で本当に死刑の臨界点が下がるのなら、一応歓迎だが、それにしても弁護団攻撃の馬鹿騒ぎは、今次裁判の一大汚点と言わざるを得ない。これが理由でこの判例が軽視されたりしないかと心配。