国内問題w

http://www.asahi.com/international/update/0322/TKY200803220335.html

新華社通信は21日夜、チベット仏教の最高指導者ダライ・ラマ14世の集団に属するチベット独立急進派が騒乱を主導した、とする分析記事を発表した。その中でダライ・ラマを「首謀」とする根拠として、「16日に英国BBCの取材に『チベット人が何をしようと、彼らの思いを尊重し、やめるよう求めるつもりはない』と発言した」ことを挙げた。

 中国当局はこれまで「騒乱はダライ(・ラマ)一派が組織的かつ念入りに企てた策動」(温家宝=ウェン・チアパオ=首相)としてきたが、その根拠を明らかにしたのは初めて。

自分で何を言っているのか分ってるのだろうか、中共は。人の振り見て我振り直せとはよくいったもの。
結びの言葉に、記事を書いた記者の皮肉がこもっているか悩むが、これだけでは分んないな。
http://www.asahi.com/international/update/0322/TKY200803220333.html

中国の著名な作家、王力雄氏や劉暁波氏ら約30人が22日、チベット騒乱について「平和と非暴力の原則に基づいて民族の争いを解決し、中国政府は暴力的な鎮圧を即停止すべきだ」とする声明を発表した。中国当局の抗議運動への厳しい取り締まりについて、国際世論だけではなく、中国国内からも批判が出た形だ。

 声明では、中国当局チベット仏教の最高指導者ダライ・ラマ14世が暴動を策動したと主張している点について「証拠を出すべきだ」と訴えた上で、国連による調査を要求。中国メディアの公式報道についても「チベット族によるデモの被害のみを強調する報道は民族的な恨みをあおり、事態の緊張を招くだけだ」と非難、国内外のメディアにチベット自治区での自由な取材を許可するように求めている。

 一方、米政府系放送局のラジオ自由アジアは21日、王力雄さんと妻のチベット族女性作家、ツェリンウォセさんが10日から北京市内の自宅で軟禁状態になっていると報じた。

如何せん選挙のない独裁国家だから、中共が汲み上げることはないだろうけど、そういう国でこういう声を挙げられる人々は凄いな。

チベット危機: 胡錦濤主席にはがきを送ろう! - rna fragments  より

アムネスティ・インターナショナル・ジャパンが日本政府と中国政府にチベット危機の解決を求める運動を始めました。

* チベット人の人権と権利の尊重を! (amnesty international Japan)

中国政府に対する運動は「はがきアクション」というもので、要するに胡錦濤主席にはがきを送ろう!という運動です。はがき印刷用の文面(英語と日本語が対になったもの)がPDFでアップされています。はがきに印刷して署名して AIR MAIL 扱い(+20円)で送れば OK です。

私は大概偏った人間なのでアムネスティの言うことにムカツクことも多いのですが、今回の提言は良いですね。曰く

アムネスティ・インターナショナルは中国政府に要請しています。
・表現・結社・集会の自由を尊重し、平和的なデモ参加者の逮捕・拘禁を止めること
銃火器の使用など、デモ参加者への過剰な武力の行使を避けること
・今回の事件で拘束されたすべての人びとの消息を明らかにし、拷問などが行われないよう保証すること
・すべての被拘禁者が弁護人に会うことができ、また医療を受けられるようにすること
・起訴された人びとが国際基準と合致した公正な裁判を受けられるよう保証すること
・ジャーナリストが現地に障害なく入り取材できるように保証すること
・現在の事件について、独立した国連の調査を受け入れること

以上  http://www.amnesty.or.jp/modules/wfsection/article.php?articleid=1533  より