内川コピペ

あまりのことにむしゃくしゃして書いた。特に後悔してないが、真弓はプロ野球の監督よりプロゴルファーになった方がええと思う。



本拠地、市ヶ谷で迎えた連合軍戦
先発田中隆吉が突然の寝返り、弁護陣も勢いを見せず惨敗だった
法廷に響く傍聴者のため息、どこからか聞こえる「全員有罪だな」の声
無言で帰り始める被告達の中、一昨年の総理大臣東條は独り席で泣いていた
WW2で手にした栄冠、喜び、感動、そして何より信頼できる同僚や兵隊たち・・・
それを今の日本で得ることは殆ど不可能と言ってよかった
「どうすりゃいいんだ・・・」東條は悔し涙を流し続けた
どれくらい経ったろうか、東條ははっと目覚めた
どうやら泣き疲れて眠ってしまったようだ、冷たい椅子の感覚が現実に引き戻した
「やれやれ、帰ってメモを整理をしなくちゃな」東條は苦笑しながら呟いた
立ち上がって伸びをした時、東條はふと気付いた

「あれ・・・?兵隊さんがいる・・・?」
法廷から飛び出した東條が目にしたのは、皇居まで埋めつくさんばかりの兵隊だった
千切れそうなほどに聯隊旗が振られ、地鳴りのように君が代が響いていた
どういうことか分からずに呆然とする東條の背中に、聞き覚えのある声が聞こえてきた
「ヒデキ、会議だ、早く行くぞ」声の方に振り返った東條は目を疑った
「お・・・岡村さん?」  「なんだハゲ、居眠りでもしてたのか?」
「な・・・永田中将?」  「なんだ東條、かってに永田を殉職させやがって」
「小畑さん・・・」  東條は半分パニックになりながら建物を見上げた
総務部長:梅津美治郎 軍事調査委員長:岡村寧次 第一部長:古荘幹郎 第二部長:永田鉄山 第三部長:小畑敏四郎 第一課長:東條英機 第二課長:鈴木率道 第四課長:渡 久雄 補任課長:磯谷廉介 軍事課長:山下奉文
暫時、唖然としていた東條だったが、全てを理解した時、もはや彼の心には雲ひとつ無かった
「勝てる・・・勝てるんだ!」
牟田口からメモ帳と鉛筆を受け取り、参謀本部へ全力疾走する東條、その目に光る涙は悔しさとは無縁のものだった・・・

翌日、被告席で冷たくなっている東條が発見され、吉村と村田は病院内で静かに息を引き取った