春遠からじ

三月に入ったとたんに、真冬に逆戻りしたような冷え込みですが、皆様いかがお過ごしでしょうか。昨日のことになりますが、帰りの電車で通路を挟んだ隣の席に座った青年が、縦書きのレポート用紙(便箋?)に何か一心不乱に書き込んでおられました。離れたところから窺ったところ、これが中々の達筆で、何を書いているのか非常に気になりましたが、勿論話しかけるようなことはできませんでした。
私はというと、年が明けてからちょっと色々あり、このブログは殆どほったらかしにしています。そこら辺の事情は日記の方に仄めかすように書いていますが、こんな放置ブログにもかかわらず、見捨てず訪問してくださる方もいらっしゃるようで、その点感謝に耐えませぬ。アク解を見ると、最近また我らがグンソー・フナサカの名前で検索して来られる人が増えていますが、どこかで何かあったんでしょうか?まあ兎に角4月を迎えるころには、物心(?)ともに落ち着いて、このブログもホームページも平常運転を再開することができるのではないかなと思っています。
最近私が読んでいる本を紹介します。通勤電車の中で読んでいるのはこれです。

もうすぐ読み終えます。終わったらここに何か書くつもりです。それから家で寝る前に『寄生木』をちょっとずつ読み返しています。何回読んでも思うのは、良平のばあちゃんはえらいなあということです。後、明治の聖代というのは、プライバシーのプの字も無い時代だなあとも。徳富蘆花といえば、『不如帰』でも世を騒がせてますよね。意地悪な継母のモデルとされた大山捨松夫人は、やはりかなりの心痛だったとか。ちなみに山縣有朋もあれを読んでたと何かで見た記憶があります。