有馬記念

ファン投票で堂々の1位。3歳牝馬では史上初、投票支持率は歴代牝馬最高と、またひとつ歴史を塗り替えたウオッカ
3歳牝馬の挑戦といえば、02年のファインモーションが記憶に新しい。
無敗で秋華賞、エ女王杯を制し、1番人気での出走となったが、タップダンスシチーにペースを乱されて5着に敗れた。
「ウチのがいてファインは自分の競馬ができなかったね」と古馬に威圧された形だったと佐々木晶調教師。
ところが、今年のジャパンCでは古馬インティライミウオッカに萎縮してしまったという。
「じわじわ来るのではなく、一瞬に交わされるとああなる。あの瞬発力はすごい」
やはり3歳牝馬の概念に収まらないスケールか。
同調教師は「一緒に走ってみて分かった。管理していればダービーや凱旋門賞に使いたくなる馬だよ」とも付け加えた。
ライバル陣営をも魅了するそのスター性。フサイチパンドラの白井調教師は、
ウオッカがエ女王杯を取り消した後、調教方法などで角居調教師にアドバイスしたという。
「敵に塩を送った?」の問いに「売り上げのこともあるから」と。
期待通りジャパンCで好走。「今度はもっとよくなってくる」とみる。
ライバルのダイワスカーレットはすでに来春のドバイ遠征プランを発表している。
ウオッカも来年は当然、海外を視野に入れた戦いになるだろう。
締めくくりと同時に新たな展開へのスタートとなる有馬の走りが楽しみだ。(報知)

四位はわしが育てた。角居もわしが育てた
日本競馬会はわしが育てる。

 白   井   最   強

12月23日(日) 開催情報

R 5回中山8日
9 出走取消
10番 フサイチパンドラ