「関西の美術館はだめですか?」

8月11日の朝日新聞の朝刊に蓑豊サザビーズ北米本社副社長のインタビューが載ってた。

(前略)
―例えばどんなところが
まず館長がだめだね。
―ご自身も館長でしたよ。
だから言いたいんだ。館長は美術館を経営する責任者なのに、名誉職になっていて、たいてい大学の先生を辞めて来る。週に2,3日だけ来て、館長室で論文を書いている人、いるよね。(後略)
学芸員からもっと館長に、ということですか。
それが、学芸員もね、20代後半で「先生、先生」と持ち上げられて、勘違いする人が増えてきたよね。(中略)
税金で美術館が成り立っているのを忘れ、独りよがりな展覧会を企画し、観客を遠ざけている学芸員もいる。(後略)
―今の米国から、日本はどのように見えますか。
まずいよ。日本語なんてニューヨークでだれも勉強していない。中国やインドの話ばかりでね。アジアでの存在感を急速に失っている。もう、経済ではなくて、文化立国を目指し、急いで文化省をつくろうよ。それも東京ではなくて関西に。京都か奈良だね。世界に誇る文化の宝庫なんだから。

 蓑さんが初代館長だった金沢21世紀美術館は、04年の開館から2年間で300万人以上の入館者を迎えた。(中略)
 96年から館長を務めた大阪市立美術館では、00年のフェルメール展約60万人という最高の動員を記録した。(以上紙面より)


フェルメール展行きましたよ。絵心全くないのに、西村由紀江さんが宣伝してたのに釣られてね。其の時買った本は今でも手元にある(左)。
自分から行った展覧会というと、記憶にあるのはこれと大丸梅田でやってたロバート・キャパ展だけですね。確かすげー並んだけど、やっぱ大ヒットしてたんだねえ。まあ僕みたいなのまで釣られるくらいだからなあ。



今日まで仕事でした。明日から連休。石にかじりついても8連休するぞ。呼び出しには絶対応じない。

第三帝国熱が下がらない。このまま煉獄に落ちるのか・・・・とりあえず今、『権力のネメシス』読んでますが、以後は最近使ってない図書館でも活用するかな。