2007-05-01から1ヶ月間の記事一覧

宇都宮太郎日記

3.1事件に合わせて朝日新聞が大々的に取り上げた、宇都宮太郎大将日記の第1弾。実は連休には読了しており、やや時期を逸してしまったが、付箋を頼りに改めて読み直し、気になった箇所を取り上げていく。 まず全体の感想から言うと、非常に面白かった。値…

湖南戦記

小平喜一著 光人社NF文庫 休日出勤のお供にと何気に買った一冊。副題は知られざる日中戦争のインパール戦。支那戦線最大の敗戦である芷江(シコウ)作戦を描いた書。著者は独混第81旅団の下士官だった。 支那における我が軍は連戦連勝であったわけではな…

軍参謀長の手記

友近美晴は広幼出身(首席で卒)、陸士32期、陸大は41期。まずは世代のトップグループに属していたといってよい。第14軍参謀副長から、新設された第35軍参謀長に就任。一時期、参謀副長となるが(参謀長として和知鷹二が来たため)、また参謀長に返…

四天王寺の古本市

昨日のことになりますが、四天王寺べんてんさん青空古本祭に行ってきました。以下収穫友近美晴著 軍参謀長の手記 ー比島敗戦の真相ー 昭和21年5月 レイテの第35軍参謀長が収容所で書いた手記。値段相応。宇野俊一校注 桂太郎自伝 平成5年4月 未読。筑…