2005-01-01から1ヶ月間の記事一覧

将軍の息子

大山柏『金星の追憶』鳳書房1989著者大山柏は、日露戦争の満洲軍総司令官・元帥陸軍大将・公爵大山巌の嗣子である。母は会津藩家老山川浩の妹で、津田梅子らとともにアメリカに渡った山川捨松。著者自身も陸軍に入ったが、軍人としての将来には早々に見切り…

世界に示した日本人の力

『北京燃ゆ 義和団事変とモリソン』ウッドハウス暎子著 東洋経済新報社 山東省の片隅で起こった拳匪の反乱は、1900年の5月には北京に達した。6月11日、日本公使館員杉山彬が義和団に斬殺され、危機感を高めた列国公使館も防備を固め始めた。しかし、総理衙門…

昭和の聖将

あの地震から今年で10年ですが、大正12年にも大きな地震が日本を襲いました。関東大震災です。そのとき今村少佐は洋上にいました。彼は上原勇作元帥の南洋諸島視察に随行していたのです。大被害を受けた東京湾に着いた彼は、その足で参謀本部に向かい、そこ…

日露戦争〜旅順と乃木将軍

今日はセンター試験ですね。筆者も8年か9年前に受けました。その年は問題が異様に簡単で9割近く取れた記憶があります。まあとにかく試験というのは終わった事を後に引き摺らないことです。ポジティブ思考で頑張ってください。さて昨日に引続き100年前の話で…

日露戦争

今年は大東亜戦争敗戦から60年、阪神淡路大震災から10年などなど 色々と節目の年ですが、やはり最も御目出度いのは日露戦勝100周年でしょう。 そこで今回紹介する本は、日露戦争30周年を記念して行われた「日露戦争回顧座談会」 を収録した朝日新聞…

ブログはじめました

100パーセント自身の趣味で始めたウェブサイトが1周年を迎えました。旧帝國陸軍の編制や人事といったかな〜り限定されたテーマで、これまで掲示板も設けずただひたすら一方通行に、ちまちまと更新してきましたが、さすがに最近ちょっと煮詰まり気味です。そ…